なぜかFfidlで配列を引数に渡すサンプルがどこにも見当たらなかったので、作ってみました。
C言語のDLL側のサンプル。
関数pow2は任意の大きさの整数型配列とそのサイズを受け取り、
その配列の各要素を2乗した値に置き換えるものです。
/* pow2.c */ __declspec(dllexport) void pow2(int* out, int sz) { int i; for(i = 0; i < sz; i++) { out[i] = out[i] * out[i]; } } |
Visual Studioコンソールから以下を実行してコンパイルする。
cl /LD pow2.c |
pow2.dllができるので、pow2をTclから実行してみる。
package require Ffidl ffidl::callout pow2 {pointer-var int} int [ffidl::symbol pow2.dll pow2] set int_ary {1 2 3 4 5} set len [llength $int_ary] set b_ary [binary format i$len $int_ary] pow2 b_ary $len binary scan $b_ary i$len out_ary puts $out_ary #=> 1 4 9 16 25 |
int_aryの中身が書き換わるわけじゃないです。
int_aryをもとにバイナリ文字列を作り、そのポインタを関数に渡して書き換えてもらいます。
書き換わったバイナリ文字列をスキャンして新しいTclのリストout_aryを得ます。
aryって書いてるけどリストですのであしからず。
DLLの作成で参考にしたページ:
http://marigold.sakura.ne.jp/devel/windows/dll/windll.html
似たようなことしようとしてそうな人:
http://stackoverflow.com/q/5595918/323107